函館市熱帯植物園の温泉サルはなぜ入浴する?見頃や料金・見どころ解説
雪が舞い散る津軽海峡沿いの街・函館で、湯煙に包まれながら目を細めて湯船に浸かるニホンザルの姿は、いまや冬の函館を代表する風物詩として国内外から熱い注目を集めています。湯の川温泉街の一角に位置する「函館市熱帯植物園」は、約300種3,000本もの南国植物が生い茂る温室とともに、愛らしいサルの姿を間近で観察できるユニークな観光スポットです。
本記事では、なぜサルたちが温泉に入るようになったのかという誕生秘話から、2026年最新の温泉期間、入園料やお得な割引、アクセス情報、さらにはサル山以外の知られざる見どころまで、現地取材に基づき詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 温泉に入る理由:本来は水嫌いなニホンザルが、函館の厳しい冬の寒さをしのぐために湯の川の名湯に慣れ親しんだことがきっかけ。
- 見学可能期間:サルが温泉に入るのは例年12月1日〜翌年5月6日(GW最終日)までの冬〜春季限定イベント。
- 楽しみ方のコツ:入園料は大人300円とリーズナブル。冬のサル山だけでなく、本格的な足湯や南国温室、夏休みの「水の広場」など通年で楽しめる要素が満載。
【なぜ温泉に?】冬限定「サル山温泉」の歴史と気持ちよさそうに入る理由
「サルは本来、体を冷やす原因になる水濡れを嫌う動物ではないのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。実は、函館市熱帯植物園のサルたちが温泉に入るようになった背景には、施設側の温かい配慮とサルたちの適応の歴史があります。
函館市熱帯植物園にサル山が造成されたのは1971年(昭和46年)のこと。もともと寒冷地に生息するニホンザルですが、真冬の函館は氷点下かつ海風が吹き荒れる極寒の環境です。そこで園のスタッフが「湯の川温泉の豊富な源泉を活用して、少しでも温まってもらえないか」とプールに温泉を引いたのが始まりでした。
最初は警戒して湯に近づかなかったサルたちも、好奇心旺盛な子ザルが湯に入って暖を取る姿を見て、次第に群れ全体へ「温泉=温かくて心地よい場所」という学習が広がっていきました。現在では、雪が降る寒い日になると我先にと湯船へ飛び込み、頭に雪を載せながら気持ちよさそうに目を細める姿が日常的に見られます。人間と同じように肩までじっくり浸かり、リラックスして毛づくろいをする光景は、訪れる人々の心を温めてやみません。
【2026年最新】サルが温泉に入る期間はいつからいつまで?見学の狙い目
温泉に入るサルの姿は一年中見られるわけではありません。温泉プールの運用期間は、例年12月1日から翌年5月のゴールデンウィーク最終日(5月6日前後)までに設定されています。
暖かくなる5月中旬以降から11月下旬までの期間は、湯船のお湯が抜かれて通常のプール清掃やメンテナンスが行われるため、入浴シーンを見ることはできません。冬の風物詩を目当てに旅行を計画する際は、スケジューリングに注意が必要です。
見学のおすすめ時間帯は、気温がぐっと下がる午前中の開園直後(9:30〜11:00頃)や雪がちらつく寒い日です。気温が低いほど温泉の湯気が立ち上り、多くのサルが湯船に集まるため、絵葉書のようなベストショットを狙いやすくなります。
入園料・お得な割引情報と営業時間・休館日まとめ
函館市熱帯植物園は、公立施設ならではのリーズナブルな料金設定も大きな魅力です。
| 区分 | 個人料金 | 団体料金(20名以上) |
|---|---|---|
| 一般(高校生以上) | 300円 | 240円 |
| 小・中学生 | 100円 | 80円 |
| 乳幼児・未就学児 | 無料 | 無料 |
※函館市内に在住する65歳以上の方や、障がい者手帳をお持ちの方は証明書の提示で入園料が免除・減免される制度が用意されています。また、市電や路線バスの1日乗車券の提示で団体割引が適用される場合があるため、出発前に各種チケット特典を確認しておくとスムーズです。
【営業時間・定休日】
・4月〜10月:9:30〜18:00
・11月〜3月:9:30〜16:30
・休館日:年末年始(12月29日〜1月1日)
函館駅・空港からのアクセス&駐車場と混雑状況を徹底ナビ
湯の川温泉の海沿いに位置する同園は、函館空港やJR函館駅からのアクセス性に優れています。
■ 市電(路面電車)を利用する場合
JR函館駅前電停から函館市電「湯の川行き」に乗車し、終点の「湯の川電停」で下車。そこから津軽海峡方面へ徒歩約15分です。湯の川の温泉街や足湯スポットを散策しながら歩くルートとして親しまれています。
■ 路線バスを利用する場合
函館駅前バスターミナル、または函館空港から函館バスに乗車し、「熱帯植物園前」バス停で下車すると目の前が園の入口です。空港からはバスで約8分〜10分と非常に近いため、函館到着直後やフライト直前の立ち寄りスポットとしても重宝します。
■ 車・レンタカーおよび駐車場情報
敷地内には無料駐車場(約100台収容)が完備されています。普段の平日は余裕をもって駐車可能ですが、冬休み期間や年末年始、連休中の午前11時〜午後2時前後は観光客のレンタカーで混雑することがあります。混雑を避けたい場合は、開園直後の時間帯を狙うのが賢明です。
サル山だけじゃない!温室・足湯・夏限定「水の広場」と所要時間の目安
植物園全体の平均滞在・所要時間は45分〜1時間程度。コンパクトにまとまっているため、旅の合間にサクッと立ち寄れるのが利点ですが、見どころはサル山だけにとどまりません。
1. 温熱源泉で育つ南国温室
メインのガラス温室に入ると、外の雪景色から一転、熱帯のジャングルが広がります。ハイビスカスやブーゲンビリア、巨大なヤシの木など約3,000本の熱帯植物が花を咲かせ、冬でも暖かな空間でゆったりと鑑賞できます。
2. 来園者専用の本格「足湯」
園内の一角には、湯の川温泉の源泉を引いた無料の足湯コーナーが設置されています。サル山の見学で冷えた足をじっくり温めるのに最適です。利用する際はタオルを持参するか、受付窓口で購入(有料)しておくと便利です。
3. ファミリーに人気の遊具と夏限定「水の広場」
屋外にはバッテリーカー(有料1回50円)や遊具が設置されているほか、7月中旬〜8月下旬の夏休みシーズンには子どもたちが水遊びを楽しめる「水の広場」が開放され、地元ファミリーで賑わいます。
来園者のリアルな口コミ・評判とサル山での餌やり体験のコツ
旅行口コミサイトやSNSでの評判を見ると、「サルの表情が愛くるしくて何時間でも見ていられる」「300円とは思えないほど満足度が高い」といった高評価が目立ちます。特に人気を集めているのが、園内で販売されている「サルのエサ(1袋100円)」を使った餌やり体験です。
サル山の柵越しにエサを構えると、サルたちが立ち上がって両手を叩いたり、手招きをして「ちょうだい!」とアピールしてきます。お気に入りのサルを見つけて上手に投げ入れる体験は、大人から子どもまで思わず夢中になってしまう楽しさです。
ただし、温泉に入っているサルはリラックスしすぎてエサへの反応がのんびりになることも。群れの力関係や個性豊かなアピール合戦をじっくり観察してみるのも、この園ならではの醍醐味です。
【函館市熱帯植物園】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:サルが温泉に入っていない日や時間帯もありますか?
A1:温泉の運用期間中(12月〜5月上旬)であっても、春先の暖かい日や晴天で日差しが強い時間帯は、暑がって湯から上がってしまうことがあります。雪の日や曇りで気温が低い日、朝の早い時間帯の方が高い確率で入浴シーンを観察できます。
Q2:足湯を利用するのに必要な持ち物はありますか?
A2:足拭き用のタオルを持参することをおすすめします。万が一忘れた場合でも、園内の売店・受付にてオリジナルタオルが販売されていますので手ぶらでも利用可能です。
Q3:車椅子やベビーカーでの見学は可能ですか?
A3:園内はバリアフリー設計が進んでおり、温室内部やサル山周辺もスロープが整備されています。車椅子の無料貸出も行われているため、シニア世代や小さな子ども連れでも安心して来園できます。
まとめ:湯の川温泉とセットで楽しむ函館屈指の癒やしスポット
函館市熱帯植物園の「温泉に入るサル」は、厳しい北国の冬を乗り切る知恵と、湯の川温泉の豊かな恵みが生み出した奇跡のコラボレーションです。
冬のほっこりとした入浴シーンはもちろん、緑あふれる温室、旅の疲れを癒やす足湯、そして夏場のアクティビティと、四季折々で異なる魅力に出会えます。函館観光や湯の川温泉街への宿泊を予定しているなら、ぜひ旅のしおりに加えて、心温まるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。 (出典: 函館 市 熱帯 植物園(Yahoo!ニュース))